TOP 投資用語辞典:か行 > 株式市場の機能

株式市場の機能

株式市場は、株式の売買や新規発行をつかさどり、株式会社の株式の価格を表示する場である。一国の経済的行動のなかで、株式市場は次の3つの重要な機能を果たしている。
(1) 企業価値の表示 株式市場では、株式の「買い手」と「売り手」とによる、いわゆる「セリ」により、随時、株式の価格が決定され表示される。株価が表示されることにより、企業の株価の時価総額が常に表示されることになる。 企業経営者は、株主に対する収益責任を負っており、基本的に企業経営者は株主の利益を最大化させることを目標として行動しているといえる。一般的に、「株主の利益を最大化させるためには、株価の時価総額を最大化させる」ということが理解されている。企業経営者はより優れた経営を実行することにより、株式市場において、企業がより高い価格で評価されることを目指す。株式市場は、企業の価値を表示する機能を有しているのである。 (2) 投資家の流動性の保証 株式を保有している投資家にとってみると、株価が表示されていることにより、常に一定の流動性を確保できることになる。極端に大量の株式を保有しており、それを一括して売却することになれば、この投資家の自分自身の株式の売り需要により、株価が下落することはありえるが、一般的に小規模な投資家であれば、株式市場での売買の成立は、株式の流動性、すなわち現金への交換の可能性を保証するものである。株価が表示され、常に売買可能な状況が存在することにより、投資家は流動性を潜在的に確保することになる。 (3) 企業の資金調達 企業にとって、株式を新たに発行することにより、株式市場を通じて資金調達が可能となる。株価は1単位あたりの株式の発行により得られる資金量を示すことになる。株式市場は、投資家が流動性を確保する場であると同時に、企業が資金を調達する場でもある。


 
▲このページの先頭へ