為替レート
国内通貨と外国通貨との交換比率のことを為替レートという。 米ドルとの為替レートは、以前は1ドル360円に固定されていたが、現在は、通貨に対する需要と供給によって変わる「変動相場制」へ移行している。
為替レートは、「外国為替市場」という日本や外国の銀行や金融機関同士の取引の場があって、そこでのやりとりで決まる。証券取引所のような取引をする場所はなく、相対取引または短資会社の仲介で、メールや電話でのやり取りで決められている。円高・円安は、通常のお金が高い・安いという感覚とは別である。
120円から110円方向に向かうことを「円高」、110円から120円方向に向かうことを「円安」
【為替レートの変動】
為替レートは、時間の経過と共に常に上下している。
例えば、同じ時点から異時点の為替レートを見た場合に、円安になっている場合もあれば、円高になっている場合もある。
【為替レートの決定要因】
1ドルを何円で買うか、売るかということは、モノの値段を決めるように需要と供給のバランスで決まる。円の需要が多くなり、円の価値が高くなることを、円高ドル安になり、逆に、ドルの需要が多くなり、円の価値が低くなると、円安ドル高になる。
多くの日本の投資家が米国株式を買ったとする。円をドルに換えなくてはならないので、円安ドル高の要因になる。このような証券取引は、投資対象国の経済状況が良くなければ行われないので、不況になったりすると、投資された資金が一斉に引き揚げられ、その国の通貨は安くなる場合が多い。
このように為替レートは、その国の信用力を表している面もある。
日本でいえば、信用力が高くなれば円高に、信用力が落ちれば円安に圧力がかかることになる。
【為替レートの種類】
実質為替レート、実効為替レート、クロスレート
為替レート(360円からの円高の歩み)
戦後日本は、群を抜いた経済成長を背景に、360円から120円台への円高ドル安になり、円は国際的なレベルの価値に上昇しつづけた。
【買力平価】
為替レートの決定メカニズムの仮説の一つを購買力平価という。
[ 投資用語辞典:か行 ]