日銀短観
日本銀行という金融政策当局自身が調査し、直接、各企業の経営者に業況感を問うマインド調査であrである。サンプル数が十分であり、回収率も高いので、数多くある経済指標の中でも特に注目されている統計である。日銀短観は、企業の業況見通しが集約されており、大企業製造業の業況判断DIの注目度は高く、株価に与える影響は大きい。セクターごとの業績予想が株式の投資判断指標として利用されている。
日本銀行が四半期に一度発表する「主要(全国)企業短期経済観測調査」のこと。景気の方向は、経済に参加する各主体(企業や家計)の気持ちが決定すると言っても過言ではない。数多くの経営者が「物が動き始めたからちょっとリスクはあるが設備投資を拡大しようか」と考えていれば、先行きの景気はよくなるだろうし、逆に「手控えよう」と思う経営者が多いと、景気はスローダウンするはずである。
【日銀短観の調査項目】
(1)計数調査:
a)四半期計数
雇用者数、金融機関借入金、手元流動性比率
b)半期計数
売上高、輸出額、設備投資、経常利益、売上高経常利益率
(2)判断調査:
次の各項目の現状及び先行きに対して「良い」「さほど良くない」「悪い」といった形を原則として、3つの回答を用意し、それを企業が選ぶという方法を採用している。これをDI(「良い」と回答した企業の割合から、「悪い」と回答した企業の割合を差し引く)として集約している。
a)生産・売上・在庫調査
業況、製商品需給、製商品在庫水準、製商品の流通在庫水準
b)設備投資
生産、営業用設備
c)企業収益
製商品価格、仕入れ価格
d)雇用
雇用人員
企業金融
資金繰り、金融機関の貸し出し態度、借入金利水準
[ 投資用語辞典:な行 ]