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市況概況5/18
本日、日経平均は一時16,000円台を割り込むなど軟調展開となりました。年初
来高値であります4月3日の17,563円から8.4%の下落となります。こうした株
価下落の背景には、1)ドル安(円高)が加速し、心理的なフシ目であった110
円/ドルを一時突破したこと、2)インフレ懸念の台頭から米国金利が上昇し
(米国債券安)、米国株市場が連日の大幅安と、いわゆる米国市場のトリプル
安が鮮明化したこと、3)一部企業において決算発表の延期や過去の決算内容
の訂正が行われるなど、決算・業績に対する不安感が台頭したこと、などがあ
ります。
上記3)の決算・業績に対する不安感は、決算発表の一巡とともにいったん沈
静化するとみられます。また、1)の為替の動向につきましても、テクニカル
分析上、ドルに底打ち感が出易い水準に到達したことから、早晩、急ピッチの
ドル安にもいったんブレーキがかかる可能性もあります。そして、企業収益へ
の影響についても、3月調査の日銀短観は企業の為替前提が110.6円/ドル、
大手輸出企業では107~110円/ドルを想定しているところが多く、現在の為替
水準であれば、企業収益に及ぼす影響はさほど大きくない、という認識もマー
ケットに徐々に広がるものと予想されます。
騰落レシオや25日移動平均との乖離率など、短期テクニカル指標がボトム圏入
り・売られ過ぎの水準にあるため、いつリバウンド局面入りとなっても不思議
ではない状況ですので、ポイントは2)の米国株市場の動向ということになる
でしょう。5~6月はヘッジファンドの決算シーズンでもあり、いましばらく
商品市況を含む国内外のマーケットで波乱も予想されます。