【最悪のダブル懸念】

NY株式市場は大幅下落。
注目の6月雇用統計は、失業率は4.6%と予想通り。非農業雇用は前月比12.1
万人増と予想を下回り、一方、時間当たり賃金が前月比0.5%と上昇した。
連銀の利上げは継続との見方も強く、景気が減速する中でのインフレ上昇へ
の懸念が広がり、各株式指数とも寄り付きから売り優勢で始まった。

アドバンスト・マイクロ・デバイシズの4-6月期売上下方修正や、3Mの2Q
利益が市場予測未達の見通しとなるなど、企業業績下方修正の動きが更に嫌
気材料となり昼過ぎから売りが一段と加速した。

主要企業の4-6月期決算が来週から相次いで発表されるため、不透明感が強く
積極的な買いは控えられ、大引けに掛けても景気敏感セクターを中心に売り
込まれた。

ダウ工業株30種は134.63ドル安と6営業日ぶりに11,100ドルを割り込んだ。
下落率は直近1ヶ月で最大となっている。

インフレ懸念と景気減速がダブルで現れた最悪の形となった。
週明けの国内株式市場への影響も少なくないであろう。
来週はSQ週でもあり、日銀の金融政策決定会合を意識した展開となる。
各種指標が相次いで発表される事もあり神経質な相場展開となる。

指数から離れた個別材料株が物色され、超短期資金はゲリラ的売買の様相を
強めるであろう。
資金の流れが早くなり、急騰急落銘柄が続出する情報力と判断力がもっとも
必要な地合となりそうである。
好材料が出る銘柄は問答無用で買いを集めるであろう。



 
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