9/29 NY市況
米国株式市場は5日ぶり反落。
午前8時半に発表された8月の個人消費支出が+0.1%と予想を下回る水準とな
ったことから、米国の消費鈍化懸念が台頭し主要株式指数は安く寄り付いた。
その後に発表された9月ミシガン大学消費者信頼感指数は85.4となり、9月シ
カゴ購買部協会指数は62.1といずれも予想を上回る数字となり、ダウ平均は
一時、2000年1月14日に付けた終値ベースの過去最高値1万1722ドル98セント
を上回るともに、同日に付けた取引時間中の過去最高値1万1750ドル28セント
に迫った。しかし達成感も台頭していることから利益確定の売り物も出易く
一進一退の展開が続いた。
OPEC加盟国であるベネズエラとナイジェリアが、原油生産削減の意図を発表
したことをキッカケにNYMEX原油価格が反発に転じた事を確認すると、株式市
場では利益確定の売りが優勢となり、主要指数は引けに掛け一段安となり取
引きを終了している。
四半期末ということもあり見送りムードが強く出来高は低水準となった。
先週末に二番天井形成と観ていたNYダウは、原油市場の急落を背景に景気
減速懸念が強まるなか、史上最高値を更新する急騰を見せました。この動き
が今週の日経平均の急反発へと繋がった。日経平均に先行する動きを見せる
新興市場指数の持ち直しも反発ムードを強める要因となった。
先週末に想定していたリバウンドを大きく上回る反発となったわけだが、大
勢的な動きとしては下振れが出易い状況に変わりなく、原油急落によるイレ
ギュラーなリバウンドと観ている。極めて低水準の出来高と需給の改善の進
まない状況下では本格反騰は実現しない。高値120日サイクルからもリバウン
ドピークに近づいており終焉は近い。
米国市場は今後「達成感」からの反動から下落に転じる。「二番天井形成」
から調整局面入りとなり、国内市場も同様の展開となるであろう。週末の新
興市場ヘラクレス・マザーズ両指数はマイナスとなっており、自律反発狙い
の短期資金が主であった為、息切れ状態に。日経平均に先行する指数だけに
終焉の接近を示唆していると観て取れる。新興市場へは今後暫らく、腰を据
えた資金は流れづらいであろう。
目先では、10月下期入りして動き易くなる国内機関投資家の動向に注目とな
る。まずは週明けの「日銀短観」となる。
週末の米国株反落の影響が少なからず出るであろう。