市況概況 11/21
日経平均 ・・・・15,734.14 +8.20 (+0.05%)
日経平均先物 ・・15,700.00 -20.00 (-0.13%)
TOPIX ・・・・・・1,532.95 -0.99 (-0.06%)
JASDAQ平均 ・・・ 2,036.71 -12.45 (-0.61%)
JASDAQ指数 ・・・・ 80.82 -0.05 (-0.06%)
マザーズ指数 ・・ 1,008.69 -13.85 (-1.35%)
ヘラクレス指数 ・ 1,686.62 +17.88 (+1.07%)
東証1部出来高: 16億4,924万株
東証1部売買代金:2兆2,958億円
東証1部値上がり銘柄・・・583
値下がり銘柄・・・1,009
変わらず・・・・・116
東証1部騰落レシオ25日(11/21現在)66.3%
日経平均は8.20円高の15,734.14円と小幅ながら5日営業日ぶりに反発となっ
た。
昨日までの大幅下落に対して短期テクニカル的には「売られ過ぎ」を示すも
のもあり、自律反発狙いの買いが流入、また米国系から「コア30」中心に
250億円規模の「バスケット買い」観測もあり買いが先行し、小幅高での寄り
付きとなった。しかし、買い一巡後は大手銀行株を中心に内需関連株が弱い
動きであり、CME終り値水準で上値の重い状態となり、次第に戻り売り圧
力に押される展開となった。
後場に入り、昼の立合外取引きで963億円程度取引きが成立「買いキメ優勢」
との観測から買いが先行、15,800円を回復してのスタートとなったが、需給
不安などから上値を買う動きは限定的となり、先物に大口売りが出されると
裁定解消売りを誘発、一時は15,696.22円まで値を下げる場面もあった。
大引けに掛けては、目先筋の買戻しなどから若干切り返し、辛うじて前日比
プラス圏を回復、15,734.14円で取引きを終了している。ただ、先物市場では
15時過ぎから大口売りが連発し、現物と逆サヤ状態となっている。本日の小
反発は「コア30」中心の「バスケット買い」の影響が大きく、個別株に対
しては需給悪化懸念は依然として強く、投資家心理は冷え込んだままである。
日経平均チャート分析&ポイント【“ 9月25日安値がポイント ”】
チャート的には、本日の「足」は、上・下にヒゲを伴う「小陰線」となった。
大きく下押す様子はなく下げ渋った格好。昨日の下落が急ピッチであったこ
とから突っ込み警戒感が生じたものの、下げ幅の割には戻りが鈍く、これで
止まったとは言い難い。今回の「足」は、気迷いを感じさせる「足」である。
下値については、強力な支持線として意識させる9月25日の安値を控えており
短期テクニカル指標も売られ過ぎを示唆していることなどからも、目先自律
反発を期待させる。ただ、9月25日安値を割り込んだ場合、中長期的なトレン
ドが大きく転換してしまう為、同安値を下回った時は「一段」の下げを警戒
する必要がある。9月25日の安値は重要ポイントである。
アク抜け感からの反発を期待した本日でしたが、反発力乏しく厳しい展開と
なりました。裁定買い残など懸念要因はあるものの、目先は短期テクニカル
的にも反発があっておかしくない水準まで急落しています。25日騰落レシオ
は、66.3%と異常事態。日経平均こそ辛うじてプラスであるが、東証一部の
値下がり銘柄数が1,009銘柄と6割近い下落となっています。国内勢もリバ
ウンド局面に備えたポジション取りで挑んだ本日も、見事に肩透かしを喰ら
った状態のようです。
今回のこの異常事態を正確に解説することは非常に難しいですが、一つの要
因として外国人投資家などの海外勢の中長期資金の流失が考えられます。政
府税制調査会後の14日から外人動向が売り越し観測を継続しているように、
株価の上昇の足を引っ張る政策に対して不信感と失望感を抱いている向きが
あります。積極姿勢を見せていたTOB・M&Aといった個別物色の勢いに
も水を差す政策との声も聞かれており、当サイトでマークしている数銘柄に
も買い姿勢に変化が観られています。20日にも外資系ヘッジファンドの失望
売りとも取れる大口売りを観測しています。やはり主に年金基金といった長
期スタンスの資金だったようです。こうした海外勢の動きが日本株の独歩安
をより鮮明にするのではないかと懸念しております。目先リバウンド期待は
ありますが、これから決算を向かえるファンドも多く日本株売りを加速する
可能性も高く、またヘッジファンドの新たなヘッジ売りの積み上げなども考
えれば、慎重な観方をせざるを得ません。個別銘柄で短期値幅取りで狙い、
効率よく回転させる必要がありそうです。買い手不在で売られるだけ売られ
たヘラクレス指数がやっと反転した流れを観ても、逆張りは「もう一発の突
込み」を待ってからが良さそうです。とにかく慎重に。