今週のポイント
先週は29日「10月の鉱工業生産指数」の上振れをキッカケにリバウンド
基調を強め、師走相場入りとなった週末も堅調な展開で幸先の良いスター
トとなった訳ですが、毎月神経質な展開となりやすい第2週に突入します。
この第2週の対応が今年のラストスパートの成果に大きく影響することは
間違いありません。今週は、やはり「メジャーSQ」「10月機械受注」と、
今年数度の波乱要因となったイベントを控えています。東京市場はNYダ
ウをはじめ世界の株価指数が上昇するなか、「日本株独歩安」を演じる調
整を入れてきましたが、この2つのイベントでの波乱が無ければ一安心と
なるだけに国内外勢で今週の動向に神経を尖らせています。
メジャーSQは警戒していた裁定の買い残が減少傾向にある為、波乱なく
通過するとの声が多いですが、一部の外資系証券の先物建玉に対しての警
戒が密かに高まっています。既に多くの外資系証券の決算絡みの商いは終
了していますが、この建玉の動向には注意が必要で、現水準から上のゾー
ンでの戻り売り圧力の要因となる可能性があります。「10月の機械受注」
に関しては正直なところ蓋を開けてみないと分からない。それだけブレの
大きくなり易い指標であり、6月の機械受注からそのブレ幅が大きくなっ
ており、船舶・電力を除く民需では、6月(+8.5)、7月(-16.7)、
8月(+12.0)、9月(-13.0)と±交互でサプライズとなっています。
サイコロで見れば、次は「プラス」となります。機関予測中央値が+6.2と
なっており、これを上回る数値はポジティブサプライズとなります。この
結果を受け、15日の日銀短観・日銀総裁の発言の内容を意識した展開とな
ります。
重要イベントに波乱は無いだろうとの観方が強い訳ですが、米国株・原油
動向・為替動向など警戒要因は尽きません。なかでも原油価格の上昇を背
景に米国株は週末も続落となっており調整色をやや強めている為、米国動
向は支援材料とはなり難い状況。日経平均は3連騰で500円超の上昇幅
となっていますから、目先は、しっかりながらもスピード調整を意識する
べきであり、必要であると考えます。
個別銘柄対応は、外資ファンドなどの目先物色も強まっており、今週は大
いに期待できるのではないかと観ております。週末は利食い売りなどでヘ
ラクレス・マザーズ両新興市場指数が反落していますが、目先物色の中心
となった新興市場の主力どころは、週明けはスピード調整の局面を想定し
たい。1部、2部市場の中小型銘柄に物色の矛先が向かい、特に先週目立
った動きの無かった銘柄が突然高するなど、師走相場特有の「餅つき相場」
も期待できます。いずれにしても利食い優先でフットワーク良く対処する
のが良いでしょう。