市況概況
9日のNY株式は大幅続落となった。
地銀大手ワコービアが貸倒引当金の積み増しやサブプライム関連の保有資産で11億ドル相当の評価損計上を発表したほか、米住宅金融公社ファニーメイが第3四半期決算で損失を計上したため信用収縮懸念が再燃し、ダウ平均は寄り付きから売りが優勢に。
また、欧州銀行大手のバークレイズがクレジット関連で100億ドル相当の評価損計上に関する噂が流れ、ダウ平均を押し下げ寄り付きから200ドル近く急落。
JPモルガンも第4四半期で評価損を計上する見通しを発表したことで金融セクター中心に売り圧力が強まった。
「米11月ミシガン大学消費者信頼感指数」が約2年ぶりの水準へ落ち込むと、一時13017.30ドルと約2ヶ月ぶりの安値へ接近、13,000ドル割れ目前となり警戒感が強まった。
午後には入ると金融関連を押し目買いする動きや突っ込み警戒感からドル買いの流れでやや戻す場面が見られたこともあり、下げ幅を縮小する動きも見られたが、引け際に再びドルが下落するとダウ平均も売りが再燃、結局、ほぼ安値で取引きを終了した。
一方、NASDAQ総合株価指数はクアルコムの決算を受け、アナリストのハイテクセクターに対する見通しが楽観過ぎるとの懸念が浮上し-68.06ポイントと大幅下落。
CME日経225先物は大証終値比-295円の15,225円で帰って来ている。
CME日経225先物にサヤ寄せして始まれば年初来安値更新が意識される厳しい状況となりました。
浮上していない金融関連の悪材料がまだまだ残されている公算が高く、サブプライムローン問題の波及、さらには今回の株式の下落・ドル安によるファンド損失の拡大など、負のスパイラルが終息するのは容易ではありません。
目先は週明けの反応を見つつ判断していかなくてはいけませんが、ヘッジを掛けながら指数から離れた新興市場中心に引き続きリバウンドのタイミングを計っいくのが賢明でしょう。正直なところ「自律反発」しか考えられる目先の反転材料はない状況であり、来週一杯は金融関連のイベントが多く、楽観論が聞かれることも少なくなりそうです。
「今年最後の試練」が訪れようとしていますが、その先には「今年最後の買い場」も待っているのは間違いありません。
その買い場を確実に捉えることが重要です。
仮に今回の大幅下落で損失が出ていたとしても、どのような地合となっても、決してマーケットから離れることなく相場に臨んで下さい。
相場に大きな変化が起こる時、そこに資産を爆発的に増やすチャンスがあるのです。
ほんの数日は「休むも相場」でも構いません。
仮に資金を投じなくても、相場からは絶対に目を離さないようにしてください。大きく資産を増やすチャンスが目前に来ていますから、この下落局面を前向きに捉えてください。